バブル期に造られたマンションは要チェック
バブル期に作られたマンションには、コンクリートに希に海砂を使用した物件もあります。
本来、川砂を使用しなければいけないところですが、バブル期には川砂が高騰して手に入りにくくなった為、海砂を混ぜて使っているケースもあります。
海砂は長い時間水をかけて塩分を抜きますが、すべてが抜ける訳ではありません。
古い物件はコンクリートの状態をチェック
その様な物件では鉄筋が錆びてふくらみ、コンクリートにひびを入れて強度を下げますので、注意が必要です。
同様にコンクリート自体の質が悪く、変質している場合もあります。コンクリートの隙間から白い石灰の様なモノが流れ出していますので、チェックしましょう。
カビに注意。その原因を考えましょう
室内に入ったら、カビがないかあらゆる所をチェックしましょう。部屋によっては結露防止のため、灯油などの暖房が禁止されているところがあります。
住居には建築基準法で、必ず換気設備の設置が義務ずけられていますので、上手く機能していない場合もあります。また屋上の防水の不備で、室内にカビが広がっている場合もあります。カビに関しては、押し入れの奥まで良くチェックしましょう。一度建物内に広がったカビは、臭いと共になかなかとれないモノです。
新築は特にチェックしたいシックハウス症候群
実はシックハウス症候群防止の為に、建築基準法か平成14年に改正となり、平成15年7月1日から施行されました。
内容はホルムアルデヒド対策(主に内装仕上げ、天井裏の制限、換気設備の設置の義務付け)と、クロルピリホスの使用の禁止です。その為に換気がよりしっかり行われているはずなので、それ以降のマンションで換気が悪いとなると、吸気、排気の機能が正常に働いているのか疑問が残ります。
お金の掛かるインフラの修理
配管などの状態も中古の場合、よく調べておきましょう。
修理が必要な場合もありますし、今は問題が無くても将来的には行う必要が出てきますので、しっかり修繕積み立てが住居者によってなされていなくてはなりません。
リゾートマンションの場合、個人の所有意識が低いので管理費、修繕積立金などの支払いばかりか、リゾートマンション自体の固定資産税の納税がなされていないことがあります。そういった場合、マンションの一部が差し押さえの対象になったり、マンション管理システム自体が破綻をきたすことになりますので注意が必要です。